昼間は人間の姿をして、夜に人を襲うという人狼。その人狼がこの村に紛れ込んでいるという噂が流れ始めた。
村人達は半信半疑ながらも村はずれの宿に集まることとなった。
1人目、楽天家 ミガーリ。
人狼なんているわけないじゃん。みんな大げさだなぁ。 |
2人目、修道女 フリーデル。
ビクターさん。あなたがこの沼地に落としたのはこの釘バットかしら?それともこのエクスカリバーかしら? |
3人目、兵士 ビクター。
ここが、あの星見の言っていた村、か。 |
そう、あれはまだ青葉が芽吹く前、春一番が村を駆け抜けた日のことだった。我はとある城の兵士だった。そんなある日、我の下へと高名な星見がやってきた。 |
その占が何を意味するか、我にはまだ分からない。しかし、我の足は自然とこの村へと向かっていた。 |
釘バット…エクスカリバー…。 |
。o(釘バッドは売れそうもない粗大ゴミだな……。上手いこと『勇者ビクター』は道に迷ってくれたみたいだし、ここでそれっぽく言っておいて聖剣をいただこう。高く売れるぞ…フッフッフッ……ヒャーッハッハッハッハッハ!!) |
。o(今時占なんて流行らねーよ。あの星見のおっさんと勇者ビクターは信じてるみたいだが…こんな偏狭の沼村に平和以外が訪れたらすげー、ってもんだ。八ハッ…) |
4人目、老人 モーリッツ。
もじもじ… |
ふはぁぁ… |
っきゃ!に・・虹が架かってるわ! |
スーパーウルトラマティックマスターエレクトリニックアピタイトハイパーステュービファイギガントエクスカリバーを貴方に託しましょう。 |
いにしえより虹は愛、愛は水、水は黄色…という言い伝えがあったんじゃ。 |
5人目、料理人 オットー。
よぉ!今日は何が食べたい?なんでも言ってくれ! |
6人目、手品師 リック。
(床に落ちていた赤い布切れが風で舞い上がるとそこには手品師リックが立っていた) |
私は流離の大道芸人音楽と踊りのパレードで |
人に化ける狼を一体くれるのであればお代はいらない。村に私の集めたありとあらゆる珍しい物を全て置いていこう。カラクリ仕掛けの物は近頃では喜ばれないのでね。 |
ほう、この釘バットは… |
またこの中身を煮詰めてできた物は…おっと、これはシスターが知る必要の無い事だな。まあ大事にするといい。 |
7人目、家政婦 ハンナ。
……………。 |
観客が少ないのでまだ幕は上がりそうにないな。準備をしながら待つとするよ。 |
(一羽のオウムが紙を咥えて飛んできた) |
出すものは出したのでちとお腹がすいてきたの・・・この村にはシェフがおるとな。ではわしは【忘れられない回鍋肉】を所望するよ。こんなジジイの我がままを聞いてくれんかのぅぅぅ |
じょぼぼぼぼぼ・・・ |
釘バットですわね!たしかあの後倉庫にしまったはず・・・。ああっ!ハンナ待ってーー! |
モーリッツじい様にはこの教会に古くから伝わるこの黄色い褌を差し上げますわ。 |
[...は倉庫から褌を取り出した] |
質問にも答えないとな… |
(やっぱり貴族や観光客は羽振りがいいぜ…いいカモだ。今日も儲けた…ヒッヒッヒッ) |
(いい剣だ…装飾も美しいな。これは○○くらいの価値はありそうだ…ヒャッハッハッ) |
■1.深夜が基本だな…昼間は来れないが、夕方なら多少はなんとかなる筈だ。 |
おおっ!この褌は… |
8人目、青年 ヨアヒム。
あるぇ?ここに置いといた釘バットがなくなってるな…。仕方ない、今日はこっちの鉄パイプを使うか。 |
今は真面目な無職青年、でもたまに昔の血が騒ぐんだ。 |
9人目、少年 ペーター。
ガサガサッ ぷはーっ! |
だんだんと賑わいを増してきたの・・[...は黄色い褌でランバダを踊っている] |
ん? あんな所に何か落ちてるなあ。荷物か、忘れ物かな?「勇者ビクター」って書いてあるけど。あの宿屋にでも聞いてみよかな~。 |
コンコン 宿屋さんー これ誰かの忘れ物じゃないですかねー? 誰かいませんかー? ついでに僕も泊めてくれないかなーっw |
ふぅ、いい汗かいたな!(キラキラ) |
ん、なになに、 |
10人目、赤ん坊 ヤコブ。
にゃにゃ~ん! |
にゃふっ!こんなところに人が倒れてるにゃ… |
にゃ?宿の入り口に張り紙がしてあるにゃ…とりあえず答えるにゃ。 |
心の窓を開いて耳を澄ませたら「出した本人が答えてないじゃん」と聞こえたので答えるか。 |
(赤子もこの村を去る時連れて行くか…) |
えっ?一体何のことかしら? |
■1修道女の朝は忙しいのです。故に朝以外はフラフラしてますわ |
最近は赤ん坊まで職を持ってるのかー。なんかちょっと落ち込むんだけど。 |
にゃにゃ!間違えたにゃ!本22時半希望にゃ~。危うく迷探偵になるところだったにゃ。 |
はぐわぁぁぁ… |
わしは…わしは… |
(早くわしのシーツを誰かのと取り替えなければ…) |
高級ダージリンティーをいれましたよ。さあ、どうぞ。 |
ガバッ! |
スーパーウルトラマティックマスターエレクトリニックアピタイトハイパーステュービファイギガントエクスカリバー・・・どんな剣だろう。そういえばあのお兄ちゃんも何か持ってたな。鉄パイプっぽかったけどまさかあれが・・・? 彼が「勇者ビクター」なのか・・・? 無職の青年、っていうのは世を忍んだ仮の姿にちがいない! きっとそうだ! |
そうかお兄ちゃんには人に言えない任務があるんだ。よしこの忘れ物は僕が預っておくよ、お兄ちゃんが「勇者ビクター」だってばれちゃったら大変だものね! |
あっ 小さい探偵さんこんにちは! えっ 死体・・・? 何かの事件かい? 怖いよー>< 残念だけど僕は何も知らないよー。 |
ふぁ~あ、今日も暑いなぁ。 |
11人目、宝石商 ティアラ。
ごめんあそばせ。 |
ところで今は誰もいらっしゃらないのかしら?ならば、この時間で宝石を磨き上げるとしましょうか。 |
・・・・・・皆さん来てくださるのかしら? |
12人目、酒場の踊り子 ニーナ。
せっかく稼ぎに来たのになんなの?この村…なんかジメジメ湿気、というか水気が多いわね。 |
おや、宝石商か。何か珍しい宝石はあるかな? |
ぱっと稼いでぱっと出るに限るわね、この村は。何だか怪しい人たちも多いし…。 |
あらあら、ニーナ様も出稼ぎかしら? |
13人目、宿屋の女主人 レジーナ。
アタシが宿にいない間にずいぶん増えたもんだね。ていうか宿の湿気がすごくなってるじゃないか。 |
そうよ。ティアラも出稼ぎなのね、お互い苦労するわね。 |
うっふふ、ハイセンスだなんて嬉しいこと言ってくださいますのね。 |
14人目、村娘 パメラ。
私には見えるわ。この村には不穏な空気が流れてる。タロットが運命を告げる |
おや、この紙はなんだい?まあ答えておくかね |
さぁ・・・そろそろ夜が明けますわね。 |